化粧品を海外に送ると税関で没収される?関税・数量・成分の注意点を解説

海外に化粧品を送ったところ、税関で没収された――そんなトラブルは意外と少なくありません。特に、美白成分やアルコールなどの成分規制、数量超過、インボイスの記載ミスが原因で引っかかるケースが多く見られます。この記事では、日本から海外へ化粧品を発送する際に気をつけたい、通関ルールや関税の知識を解説します。さらに、化粧品を海外に送りたい方に向けて、送料を抑えて安全に発送できるSendonもご紹介します。

化粧品が税関で没収される主な3つの理由

日本から海外に化粧品を送る際、税関で荷物が止められたり、没収されたりするケースがあります。特に注意したいのが、成分や表示、数量に関する規制です。ここでは、没収の原因となりやすい3つの代表的な理由をご紹介します。

医薬部外品・医薬品と判断された場合

日本では「化粧品」として販売されている商品でも、国によっては医薬部外品や医薬品とみなされることがあります。例えば、「しみを消す」「ニキビを治す」といった効能が強調されている場合は、医薬品に該当すると判断され、事前の許可がない限り持ち込みができない可能性があります。許可なしで送ると、税関で没収される可能性があるため注意が必要です。

成分・表示に問題がある場合

インボイス(送り状)や商品パッケージに記載された成分表、用途、商品名などに不備があると、税関で内容が確認できないとして止められることがあります。特に、英語表記が不十分だったり、規制対象の成分が含まれていたりすると、税関で止められるリスクが高まります。書類やラベルの記載内容には十分な注意が必要です。

数量が個人使用の範囲を超えている場合

同じ商品を大量に送ると、個人使用ではなく販売目的とみなされる可能性があります。その場合、商用輸入扱いとなり、所定の許可や手続きがない限り通関が認められません。数量の多さが原因で、没収や返送となるケースもあるため、発送前に各国の基準を確認しておくと安心です。

化粧品の関税はいくら?輸出時・輸入時の税金とルール

化粧品を海外に送る、あるいは海外から取り寄せる際には、関税や消費税といった税金の仕組みも理解しておくことが大切です。場合によっては、思わぬ追加費用が発生したり、通関手続きでトラブルになる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

海外に化粧品を送るときの関税と通関リスク

日本から海外に化粧品を発送する際、日本国内では基本的に関税はかかりません。ただし、受け取り側の国では課税対象となる場合があり、関税や消費税が課されることもあります。また、通関時に成分や数量の問題が見つかると、税関で荷物が止められる可能性もあるため、各国の輸入ルールを確認しておくことが重要です。

海外から化粧品を取り寄せるときの関税・消費税

個人輸入として海外から化粧品を購入する場合、課税価格が1万6,666円以下であれば免税対象となります。ただし、それを超える金額になると、関税および消費税が発生します。化粧品そのものには関税がかからないことが多いですが、化粧品原料や特定の容器・部品には関税が課されるケースもあるため、事前に確認しましょう。

海外に化粧品を送る・持ち込むときの注意点

国際配送や渡航時に化粧品を持ち込む場合、成分や数量、書類の記載内容などに注意が必要です。規制に抵触すると、税関で没収されてしまう可能性もあります。以下のポイントを押さえて、安全に届けましょう。

国ごとに異なる成分・数量の規制に注意する

化粧品に含まれる美白成分やアルコール、防腐剤などは、日本国内では問題がなくても、国によっては規制対象となることがあります。また、「個人使用の範囲を超える数量」と見なされると、商業目的と判断され通関が難しくなる可能性もあります。国や地域で基準が異なるため、持ち込む量は事前に確認しておきましょう。

インボイスや成分表記の不備があると通関できない

国際配送時には、製品名・成分・用途などが正確に記載されたインボイス(納品書)やラベルが必須となります。これらの書類が不完全だったり、曖昧な記載があったりすると、税関で「内容不明」とされ、確認のための再提出や最悪の場合は返送につながります。特に化粧品は成分が重視されやすく、簡略化された記載や英語以外の言語のみでの表記は通関時に問題になりやすい傾向にあるため注意しましょう。

禁制品チェックや書類サポートがある発送サービスを使う

初めて海外に化粧品を送る場合、自分で各国の禁制品リストや書類の要件を調べて対応するのはハードルが高いものです。こうしたときに頼りになるのが、禁制品チェックや書類作成をサポートしてくれる海外発送サービスです。成分や数量に関する最新の規制情報をもとに、適切な梱包や申告ができるため、通関リスクを大幅に減らせます。

税関で化粧品が止められたらどうなる?

化粧品を海外に送った際、税関で荷物が止められることがあります。その場合、まず受取人や発送者に対して通知書類が届き、内容の確認が求められます。その後、求められた追加書類を提出し、再審査を受けるという流れになりますが、手続きが複雑で時間がかかることも少なくありません。審査の結果によっては、そのまま返送されたり、最悪の場合は没収される可能性もあります。こうしたリスクを避けるためにも、事前に各国の輸入規制を確認し、インボイスやラベルの記載に不備がないよう準備することが重要です。

化粧品の海外発送をもっと簡単・安心に!Sendonを使う3つのメリット

化粧品を海外へ送る際は、送料や通関の手続き、梱包方法など、多くの手間や不安がつきものです。そんなときに頼りになるのが、海外発送を専門にサポートしてくれるSendonです。ここでは、Sendonを活用することで得られる3つのメリットをご紹介します。

国際配送が割安になる法人契約ルートを活用できる

Sendonは、DHLやFedExなど大手国際配送業者と法人契約を締結しており、そのネットワークを活用することで、通常よりも割安な送料で国際発送を行えます。個人で直接依頼する場合と比べて、配送コストを大幅に削減できるケースもあり、頻繁に発送する方にとっては特にメリットが大きいです。

https://sendon.com/calculator

海外発送非対応のショップの商品も送れる

日本のECサイトの中には、海外発送に対応していない店舗も少なくありません。その点、Sendonを利用すれば、自身の代わりにSendonの国内倉庫が商品を受け取り、そのまま海外に発送が可能です。海外に住んでいる方や海外の友人・家族にプレゼントを贈りたい場合でも、国内向け通販サイトの商品をスムーズに届けられます。海外発送を前提としない国内ブランドの商品も自由に選べるようになり、選択肢が大きく広がります。

国ごとの輸入制限にも対応した梱包・書類サポートがある

海外への化粧品発送では、国ごとの成分規制や数量制限など、細かなルールに従う必要があります。Sendonでは、各国の輸入条件を踏まえたうえで、必要なインボイスの記載や梱包方法のサポートを行っています。そのため、特定成分の表記漏れや誤記載によって起こる没収・返送といったリスクを減らせるのが大きな利点です。

まとめ

化粧品を海外へ発送する際、自分で手配しようとすると、書類の準備や梱包、各国の規制対応など、さまざまなハードルがあります。その点、Sendonを利用すれば、必要書類の作成から適切な梱包、さらには送料の調整まで一括サポートがあるため、初めての方でも安心して発送を進められます。少しでも不安がある方は、Sendonの海外発送サービスをぜひチェックしてみてください。

https://sendon.com

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