アメリカに送れる食品と送れない食品、おすすめの配送方法も紹介!

日本食を海外に発送したい、海外からも人気なレトルト食品などをアメリカに送りたい、と思う方は多いでしょう。特にアメリカに住んでいる人にとって、日本の食べ物は懐かしく、喜ばれる贈り物のひとつです。しかし、食品を海外へ送る際にはさまざまな規制があり、送れるものと送れないものがあるため、注意が必要です。お菓子や乾燥食品は基本的に送れるものが多いですが、肉エキスや乳製品を含むものは送れない可能性が高いです。本記事では、アメリカに送れる食品と送れない食品、基本的なルール、おすすめの配送方法も紹介します。

アメリカに送れる食品とは?

アメリカに食品を送る際の基本的なルール

アメリカへ食品を送る場合、事前に規制を確認し、適切に梱包することが重要です。基本的なルールは以下の通りです。

・個人用か商業用かで規制が異なる
個人で家族や友人へ送る場合と、商業目的で輸出する場合では規制が異なります。個人用の贈り物として送る場合でも、制限があるため注意が必要です。

・市販されている未開封の食品は比較的送れる
手作りの食品や開封済みのものは送ることができません。メーカーのパッケージに入った未開封の市販食品は比較的送ることが可能です

アメリカに送れる食品の例(2025年時点の情報)

・お菓子類
(例)せんべい、チョコレート、キャンディーなど
市販されている未開封のものに限ります。アルコール成分が含まれるもの(洋酒入りチョコレートなど)は避けたほうが無難です。

・乾燥食品
(例)インスタントラーメン、乾燥海苔、フリーズドライ味噌汁など
水分が少なく保存期間が長い食品は比較的送れます。

・密封された調味料
(例)醤油、ソース類、お味噌
液体の調味料はしっかり密封されているものなら送れますが、アルコール度数の高いものは規制がある場合があります。

・真空パックの加工食品
(例)牛肉の入っていないレトルトカレー、パックご飯
肉類を含まないレトルト食品は送れる可能性が高いですが、成分表をよく確認しましょう。

アメリカに送れない食品とは?

アメリカでは、動物由来の食品や生鮮食品の持ち込みや輸入が厳しく制限されています。送る前に、以下の食品が含まれていないかを必ず確認しましょう。

・肉・肉エキスを含む食品
(例)肉じゃがレトルト、牛肉の入っているレトルトカレー、かつおだしパウダーなど
動物検疫が厳しく、牛・豚・鶏などの肉やその加工品(ハム、ソーセージ、ビーフエキスを含むスープなど)は基本的に送れません。

・乳製品を含むもの
(例)チーズ、バター、牛乳入りお菓子
乳製品も動物検疫の対象となるため、基本的に送ることができません。

・生の果物・野菜
(例)りんご、みかん、さつまいもなど
病害虫の侵入を防ぐため、生鮮食品は持ち込み禁止となっています。

・アルコール度数の高い酒類
(例)高アルコール飲料(ウイスキーや焼酎など)
アルコールの度数によっては送れる場合もありますが、基本的に規制対象となることが多いため送れません。
また、調味料のみりんや料理酒は基本的に送れません。

・水やお茶などの液体類
飲料水やお茶、ジュースなどの液体類は、航空便での発送が制限されることが多く、送れない可能性が高いです。

基本的な禁止事項

アメリカへの食品輸送に関する基本的な禁止事項をまとめました。

・肉類・乳製品を含むものはNG
動物検疫が非常に厳しく、少量でも含まれていると没収の対象となるため、原材料表示をよく確認しましょう。

・生鮮食品や腐りやすいものはNG
果物・野菜・生の魚介類など、腐りやすい食品は送ることができません。缶詰や乾燥食品なら送れる場合もありますが、肉・乳成分が含まれていないか注意が必要です。

アメリカに食品を送る時に注意すること

通関手続きと税関申告がある

食品をアメリカに送る際には、税関での手続きが必要になります。スムーズに通関するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

・関税申告書(Customs Declaration)に正確な品目を記入する
どのような食品を送るのか、関税申告書に詳しく記載する必要があります。

・HSコード(食品ごとの分類コード)を記載すると通関がスムーズになる
HSコード(Harmonized System Code)は、各国の税関で使用される食品分類コードです。適切なコードを記載すると、通関審査がスムーズに進む可能性が高くなります。

・書類は英語で詳細を記入することが必須
例:「Instant Noodles – Soy Sauce Flavor」(インスタントラーメン 醤油味)
日本語で記入すると、税関での審査が遅れる可能性があります。

・ギフトで送る場合でも税関審査が必要
「ギフトだから免税になる」とは限りません。一定額を超えると関税が発生する場合があります。

FDAへの事前届出(食品施設登録)が必要になる場合がある

アメリカでは、食品の輸入に関する規制をFDA(アメリカ食品医薬品局)が管轄しており、商業目的で食品を送る場合は事前届出が必要になります。

・商業目的で食品を送る場合は、FDAへの事前届出が必要
特にFedExで食品を送る場合、FDAの事前届出が必須です。
事前届出を行わないと、アメリカに到着した際に通関で止められてしまう可能性があります。

・個人利用・ギフトの場合は不要だが、数量が多いと審査が厳しくなる
少量であれば事前届出なしで送れることが多いですが、大量に送ると「商業目的」と判断される可能性があるため注意が必要です。

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「FDA申請が難しい」「手続きが不安」という方には、SendonのFDA申請代行サービスの利用がおすすめです。スムーズな発送をサポートします。

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受取人側で費用が発生する可能性がある

アメリカに食品を送る際には、受取人が追加費用を支払う必要が出てくる場合があります。事前にこれらの費用を考慮し、受取人に負担がかからないよう注意しましょう。

・関税・輸入税
送る食品の種類や金額によっては、関税や輸入税がかかる場合があります。

・通関手数料
配送業者によって異なりますが、税関での通関手続きを代行する手数料が発生することがあります。

・FDAの検査費用
一部の食品は、FDAによる検査が必要になり、その際の費用が受取人に請求されることがあります。

おすすめの配送方法

日本からアメリカへ食品を送る際には、配送方法の選び方も重要です。配送スピードやコスト、通関手続きのサポートなどを考慮し、最適な方法を選びましょう。
ここでは、アメリカへ食品を送るおすすめの配送方法と、それぞれの特徴について紹介します。

①国際宅配便(DHL / FedEx / UPS)

国際宅配便は、スピーディーかつ確実に荷物を届けられる方法として人気があります。

(特徴)
・追跡機能が充実しており、配送状況をリアルタイムで確認できる
・アメリカへの配送は通常2~5日程度と非常に早い
・通関手続きのサポートがあるため、スムーズに荷物を送れる
・関税前払いオプションを利用すると、受取人の負担を軽減できる

②EMS(日本郵便の国際スピード郵便)

EMS(国際スピード郵便)は、日本郵便が提供する国際配送サービスで、コストと利便性のバランスが取れた方法です。

(特徴)
・比較的安価で、個人の利用者にも広く使われている
・追跡サービスがあり、荷物の状況を確認できる
・ただし、通関に時間がかかる場合がある
・荷物の種類や混雑状況によっては、通関で止まることがあり、配送が遅れることもある

③海外発送代行会社

海外発送代行会社を利用すると、配送手続きや関税処理をプロに任せられるため、スムーズに海外へ荷物を送ることができます。

(特徴)
・複雑な関税手続きや配送手配を代行してくれるため、手間が省ける
・コスト削減や配送スピードの最適化が可能
・個人・法人どちらにも便利なサービス

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SendonはDHLやFedExと法人契約を結んでいるため、Sendon経由でDHLやFedExを利用すると、通常よりも送料を安く抑えることが可能です。

また、FDA(アメリカ食品医薬品局)の申請サポートや、通関手続きの代行も対応しているため、安心して食品を送ることができます。

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まとめ

事前準備をしっかりすれば、スムーズにアメリカへ食品を送ることができます!
下記に留意してアメリカに送りたい食品を送りましょう!

・送れる食品・送れない食品を事前にチェック!
・ 税関申告書には正確な情報を記入(英語必須)
・ 商業目的の場合はFDAの事前届出が必要
・ 受取人に関税・通関費用の可能性を伝えておく

これらに留意してアメリカに食品を送りましょう。
Sendonではアメリカを含む、海外への配送代行を行なっています。
アメリカに食品を送りたいけど、少しでも不安がある方はお気軽にお問い合わせください。

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